スポンサーリンク

五島が生んだ映画監督の「光と影」―― 2012年の栄光から、懲役8年の判決まで

3月6日、五島出身の映画監督・榊英雄氏に懲役8年の実刑判決が下されました。 「即日控訴」というニュースを聞き、島民としては「監督、往生際が……」と苦笑いしつつも、どこかやりきれない思いを抱いた方も多いのではないでしょうか。

あの頃、彼は間違いなく「島のヒーロー」だった

2012年(平成24年)4月発行の広報紙を読み返すと、そこには誇らしげに「五島市ふるさと大使に再任いただきました」という文字が躍っています。

ふるさと大使

当時、大使に名を連ねていたのは合計30名。アントニオ猪木さんや、さだまさしさんといった超豪華メンバーと並び、「榊 英雄(俳優、映画監督)」、そして隣には奥様の「榊いずみ(シンガーソングライター)」さん(事件後離婚)の名前もありました。

夫婦揃って「島の顔」として活躍する姿は、まさに五島の誇り。あの頃、彼が振りまいたスポットライトの恩恵を、私たちは確かに受けていたのです。

2015年の影、そして2024年の衝撃

しかし、人生のシナリオは残酷です。 判決によると、事件が起きたのは大使就任からわずか3年後の2015年。そして月日は流れ、2024年2月、準強制性交容疑での逮捕という衝撃的なニュースが全国を駆け巡りました。逮捕を受け、ご夫婦は大使を辞退。 「知名度アップ」が大使の目的だとするならば、彼はある意味で、その任務をやりすぎなほどに遂行してしまったのかもしれません。ニュースのたびに「五島市出身」のテロップが流れたり、皮肉にも知名度だけは爆上がりしてしまったのですから。

「罪」と「功績」の間で

起きてしまった事件を肯定することは、到底できません。 けれど、彼がまだ「島の期待の星」として、五島の風を映画界に届けようと奔走していたあの数年間。あの情熱によって、島に興味を持ってくれた人がいたこともまた、嘘偽りない真実です。

丸田たかあき
丸田たかあき

「監督、次の作品の舞台は……」なんてブラックジョークを言いたくなる気持ちをグッと堪えつつ、今はただ、彼がかつて島にもたらした「光」に、少しばかりの感謝を込めて。
あ、現役のふるさと大使の皆様!「五島のイメージアップ」、くれぐれもクリーンな方向で、何卒よろしくお願いいたします!


法廷に「フィクション」のテロップは流れない

映画の巻末にはよく、「この物語はフィクションです」というお決まりのフレーズが流れます。 しかし、6日言い渡された懲役8年という判決。この過酷なシナリオだけは、監督自身が書いたものでも、誰かが用意した演出でもなかった。

演出過剰だった「大使」の肩書き

2012年、五島市ふるさと大使に再任された際、彼は「俳優・映画監督」として、奥様と共に華々しく紹介されていました。 当時はまさに、島を舞台にした成功の物語の「オープニングシーン」のよう。まさか10数年後、2024年2月の逮捕を経て、こんな「バッドエンド」が待っていようとは、誰も予想だにしなかったはずです。

「編集」できない法廷の記録

映画なら気に入らないシーンはカットできますし、不適切なセリフはアフレコで修正できます。 しかし、法廷で積み上げられた証拠や、被害者の声、そして下された判決文は、どれだけ優れた監督であっても「編集」不可能です。「即日控訴」というアクションは、彼にとっての「撮り直し(リテイク)」の要求なのかもしれません。 ですが、島の人々が望んでいるのは、華やかな宣伝文句よりも、誠実という名の「ノーカットの真実」だったのではないのか。被害に遭われた女性たちは全て映画監督という肩書で知り合った間柄であり、男である前に映画監督だったのである。


判決8年、監督の「リテイク」を待つ?―― 五島を舞台にした禁断の次回作への期待

昨日言い渡された懲役8年という実刑判決。 映画監督・榊英雄氏にとって、法廷という名のスクリーンは、どんなフィクションよりも過酷なエンディングを用意していたようです。

振り返れば「30人の精鋭」だったあの日

改めて2012年(平成24年)の資料を見返すと、そこにはアントニオ猪木さんらと共に、五島市ふるさと大使として再任された彼の名前が燦然と輝いています。

当時は、ご夫婦で「五島の顔」として活躍されていた、まさに幸福なチャプターの真っ只中。 しかし、人生のシナリオは2024年2月20日の逮捕を経て、誰もが予想しなかったバッドエンドへと急転落してしまいました。

復帰作の構想は「ドロドロの市政」で決まり?

もし、彼に「復帰」の二文字が許される日が来るとすれば、その一作目はぜひ、我らが五島市を舞台にしたノンフィクション風ドラマをお願いしたいものです。

主役には、今や「別の意味で」有名人となっている出口太市長と、山田洋子市議会議員のコンビをキャスティング。 お二人が織りなす「ドロドロの男女の関係」を、榊監督が持ち前のリアリズム(と、皮肉な意味での実技指導)を駆使して描き出す……。

じゃーっげだ
  • タイトル:『五島沈没 〜欲望の議場〜』
  • 監督:榊 英雄(更生後)
  • 出演:出口太市長 & 山田洋子市議(主演)

これなら、かつての「ふるさと大使」としての知名度アップ任務も、別の方向で完遂できるかもしれません。

この話題の締めくくりに

映画界を追放され、重い判決を受けた監督。 彼がかつて五島のPRに貢献してくれたことへの「感謝」は忘れずにいつつも、もし戻ってくるならば、その時は「綺麗事」ではない、五島の闇を抉り出すような超大作を期待してしまいます。

監督、8年の間に、じっくりと「島を揺るがす人間ドラマ」の脚本を練っておいてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました