上記提案に対して『ご回答』を頂戴しました
現職議員ではなく一住民からの提案に、関係部署が指摘内容に対して検討(?)してくださったようで・・・
感謝はしています。


7五建第1483号
令和7年9月2日丸田敬章様
五島市長 出口 太
歴史的遺産「福江城跡」周辺街路灯の早期改善と持続可能な整備·運営に関する提案への回答について
ご提案のあった市道紺屋町·堀端線は、昭和50年代に建設したと思われるが、現在も残存している照明施設の建設年度は不明で、地元町内会が管理を中止してから10年以上が経過しています。
また、市内の街路灯には、市道における道路照明施設、生活環境の改善や防犯を目的とした街路灯、通学路における街路灯、各公共施設の管理灯などがあり、各課で施設の管理業務を行っております。
ご提案に対する関係各課の回答及び五島市の対応方針は下記のとおりです。
1.提案区間の街路灯の設置について
①建設課:市道管理、景観形成
市道における道路照明施設は、国土交通省の道路照明施設設置基準を参考に交差点及び横断歩道、道路の幅員、線形が急激に変化する場所、橋梁、その他特別に局部照明を必要とする場所に設置しております。提案区間は五島高校生が利用しているとは思いますが、文化保育園や蹴出門附近に街路灯があり、学校側もこの通路を利用するよう指導しているものと思っております。また、車両と歩行者の通行エリアも分離していることから、道路照明が特に必要な区間とは認識していません。
ただし、ご提案のとおり福江城址や石垣は五島市特有の歴史的景観資産であり、まちの魅力を向上させ市民の愛着を育むためにも活用を図るべき施設です。
このため、城址の景観と調和した街灯施設となるよう検討したいと考えます。
②地域協働課:町内会が設置、管理する街路灯の補助金交付
市民の生活環境の改善、事故及び犯罪の防止等のため、管理を行う町内会に対し、街路灯の設置にかかる経費及び電気料金の一部を補助しています。建設課からの報告によると、当該街路灯を町内会が管理していたが、会員の日常生活との関連性が薄いため現状に至ったとのことです。設置及び維持管理において、町内会の負担が継続的に発生することから、これまでの経緯を踏まえると、町内会での再設置は難しいと思われます。
③学校教育課:通学路街路灯
五島市内の通学路においては、五島市通学路街路灯設置基準により設置しており、各学校で管理することとなっております。ご提案の区間においては、設置要件と合致しないため通学路街路灯の設置は難しいと考えています。
④文化観光課:観光振興
令和6年度の五島列島観光実態調査来島者向け調査報告書において、福江城跡周辺の夜間景観への苦情、要望はありませんでした。また、観光協会や周辺宿泊施設へのヒアリング結果も苦情、要望は受けていないとのことでした。よって、観光振興の観点からは街路灯の整備は必要ないと捉えています。
2.新たな財源確保と民間活力の活用
ネーミングクライツや再生可能エネルギー事業者との連携の提案は、柔軟で斬新的なアイデアと思います。
ただし、現状では地元企業の賛同を得ることや市の体制の構築は厳しい状況であります。なにより歴史的景観資産の価値を高めることが必須と考えます。
将来的にネーミングクライツを導入できるよう、景観の質を高めるとともに建設費や管理費の低減を図ります。
3.提案に対する五島市の対応
様々な視点からご提案いただいた福江城址南側石垣沿いの街路灯設置について、市民の愛着を育み魅力あるまちづくりを推進するため、歴史的景観資産である福江城址南側石垣沿いに照明施設の建設を計画します。
なお、計画実施においては、景観形成関連事業による県補助金の交付を受けるため、良好な景観形成に適するものとし、さらに省エネ製品を利用した維持コストの低減に努める計画とします。
五島市役所(代表:72-6110)
回答書作成、
市道:建設管理部建設課 宮崎(72-6118)
町内会管理街路灯:地域振興部地域協働課 谷合(76-3070)
通学路街路灯:教育委員会学校教育課 塩竃(72-7801)
観光振興:地域振興部文化観光課 松崎(74-0811)

頂戴した回答は、実施の有無や賛否について、けむに巻いたような判然としない内容です。いかにもお役所らしい模範解答!だと感じております(笑)。
ほめるとすれば、【照明施設の建設を計画します。 なお、計画実施においては、景観形成関連事業による県補助金の交付を受けるため、良好な景観形成に適するものとし、さらに省エネ製品を利用した維持コストの低減に努める計画】計画に取り込めて頂いたと感謝しておこう!
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