
令和4年9月議会
◆3番(丸田敬章君) 高等学校における学校給食の実施についてと。私も作る立場じゃありませんが、作るほうの方々の意見を聞きました。うちの家でもそうでした。朝早くからお母さんたちは作るんです。この件に関しては、私は作る立場じゃないので、苦労も負担も分かりません。無償化にして給食費をただにするよりも、私はこのお母さんたちの負担を軽減できないかということで、年々児童数が減っていく、小中学生の生徒数が減っていく、そんな中、今後10年、20年先、果たして給食センターが今の状態で職員を確保した上で提供できるものか、そういったところも考えて、減っていく分は補って、つまり高等学校の生徒たちにも給食を提供できないかということを6月の時点から、市の教育委員会ともども協力を得まして、資料を頂きながら構築してきました。
その中で、よく耳にするのが、五島南高校、奈留高校、離島留学制度で里親、受入れ体制を整えないといけないということで、ちらっとお話聞いたんですけど、里親世帯を募集することで、何かそういった問題点とか、集めにくいとかそういったのはないんでしょうか、お尋ねします。

令和6年12月議会
◆3番(丸田敬章君) 続いて、7、8、9は教育委員会関連ですので、まとめてお尋ねします。新図書館の開館日拡大について、奈留高等学校における学校給食の実施について、小中学校への聴講生制度導入についての3点をお尋ねします。進捗をお願いします。
◎教育総務課長(北川数幸君) 2点目でございます。奈留高校における学校給食の実施についてですが、令和5年3月に、奈留小中学校の保護者を対象に、奈留高校での給食の提供についてのアンケートを実施しております。「利用したい」と回答された方は、栄養バランスのとれた給食が提供される、保護者や離島留学のしま親の負担軽減がなされるというふうな意見がありました。また、「利用したくない」とお答えになった方は、給食費の支出の負担があるというような御意見がありました。奈留地区においては、本年11月に小中高の交流を目的とし、高校生が時間を調整した上で小中学校に行き、小中高交流給食を実施しております。このように、学校行事として日を限定して給食を提供することは可能と考えますが、毎日給食を提供することについては、高校の日課に給食時間を確保することや提供体制の整備などの課題があります。引き続き、奈留高校との情報交換を進めながら、高校のほうから給食実施に関する働きかけがありましたら対応していきたいと考えております。

◆3番(丸田敬章君) 一点、奈留高校の給食の関係で、以前から設備とか、そういった配膳等が一番の問題点ではなかろうかということは私も頭に入れておりますが、やるためにはどういうふうにやったらできるんだというふうにちょっと頭をひねって、できれば弁当方式で高校生には配膳するとか、いろいろなやり方あるかと思いますんで、また、これもすぐすぐには求めません。長きにわたっての要望として、教育長、ひとつ頭をひねってみてください。
「しま親」の負担軽減 奈留高で給食開始 長崎県内全日制として初
長崎県立奈留高(坂本豊樹校長、27人)で2日、県内の全日制高校として初めて学校給食が実施された。小中高一貫教育の魅力向上と、島外からの離島留学生を受け入れる「しま親」の負担軽減を目的とした取り組み。市や市教委、県立高が連携した縦割りを越えた仕組みが始動した。
離島留学生は16人で、しま親4人と寮「奈留しまなび舎」が受け入れている。しま親の高齢化に伴い将来の担い手不足が懸念され、弁当作りの負担軽減が課題となっていた。
同校の希望を受け、隣接する奈留小中の給食センターと市教委が調整。同センターで調理し、小中学生と同じ献立を準備する。初日は麦ごはん、豆腐団子スープ、アジの南蛮漬けなどで教職員が同センターまで取りに行った。高校生は調理室に集まり配膳し、温かい食事をそろって味わった。
3年の福山魁貢さん(18)は「しま親の方は毎日弁当を作るのが大変だったと思うし、温かいのでうれしい」と笑顔。3人の離島留学生を受け入れている松本美津子さん(70)も「楽しくお世話しているが、時間と心にゆとりが生まれて助かります」と話す。
坂本校長は「しま親の負担軽減と受け入れの充実に結び付いてほしい」と期待を寄せ、北川数幸市教委教育総務課長は「離島留学の魅力化と、持続可能な制度につなげたい」と話した。

奈留高校離島留学生徒確保への1アイテムに育ってほしいものです。
県内初の高校給食化、提言者の一人として嬉しい限りです。
コメント