本日も五島の虎ネコさんの記事をご紹介致します。
その前に「この問題が可笑しくないと思う人たちが可笑しいのである」

令和5年6月議会最終日 議案第54号に対する反対討論(2023.7.20) 3:46
野口市長をはじめ、この場におられる野口市政に携わる行政職員にお伺いしてみたい。 行政のプロ集団としての自覚や誇りはおありですか? そして、 恥を知りなさい。
~本質を見極めない監査委員part2~「不可解なプラン提案募集要領と杜撰な定期借地権設定契約書」
【基本協定書を締結する前の概要】 <―既に、A大企業は事業者に決定していた。
2019年7月、五島市は鐙瀬園地へのプラン提案事業募集を開始し、同年11月、「A大企業(提案者)」と提案事業の実現に関する基本協定書を締結した。
[1] A大企業は、プラン提案事業募集以前の、2019年5月に、プラン鐙瀬園地と市道に隣接した私有地(4000㎡、概算)を購入していた。すなわち、鐙瀬園地(ホテル建設地)から市道に通ずる道路用地を購入していた。
~~不可解なプラン提案募集要領~~
五島市は、本件の募集は、プロポーザル方式と公表しているが、虎ネコは、公民連携事業(PPP)方式(契約形態を定期借地権方式で借地借家法に基づく)と推定する。不可解とは、募集要領[活用事業者の決定]において「最優秀提案者に決定された応募者を五島市が事業者として決定します」と記述していた。
[1] 比較表
項 目 | プロポーザル方式 | 公民連携(PPP) |
主 体 | 地方自治体の行政機関(発注者) | 民間企業・市民団体などが主導 |
契約関係 | 随意契約または委託契約 | 民間が資金調達・運営まで担う |
選定方法 | プレゼン・ヒアリング重視 | 入札方式など |
~~杜撰な定期借地権設定契約書~~
[1] 2021年2月、五島市はA大企業を提案業者から事業者と決定して契約期間67年間の「定期借地権設定契約書(以下「本件契約書」という。)」を締結した。
<・・なぜか、省令で定められている、厳格な公正証書での契約でなかった・・>
[2] 2021年3月、A大企業は、高級ホテルが竣工すると、完全子会社(以下、「B子会社」という。)を設立した。そして、私有地(4000㎡)をもB子会社へ売却し、高級ホテルの所有権者をB子会社とした(登記簿謄本確認)。
[3]五島市は、基本協定書に準拠し「B子会社」へ地位承継する覚書を承認し三者契約締結、本件契約書の賃借人は「B子会社」となった。この時点で、定期借地権設定契約の基本的要件が成立したのである。
<・本件契約書の基本要件とは、土地賃借人と建物の所有権者が同一である・>
[4] ところが、上記[2]・[3]のA大企業の契約者は代表権を有さない海外事業部長H名であった。因みに、基本協定書の契約者は、代表権(委任状)を有する海外事業部長S名であった。さらに、地位承継の承認については、B子会社が完全子会社なので法的な債権保全等を考慮すると議会承認を必要とすべきであると推定する。
次回テーマ(予定): ・五島市職員らへ、公僕としての意識の自己改革・
虎ネコのつぶやき:・・・監査室(監査委員)の使命感・・・