簡易水道が抱える観光施設誘致問題


2018年8月の開業を目指す藤田観光㈱が事業主体のグランピング施設。
事業主そして、地元の協力団体は「生活水」の問題を知り尽くして計画を進めてきたのか?
まさか、今頃になって「生活水」への検討に入っているわけではないだろうな。
国境離島交付金に採択されている訳であって、行政も頭からこの事業進出に力を注ぎこんできたものだと推測する・・・・。

藤田観光株式会社と、デンマークのノルディスク社、株式会社ノルディスクジャパンが提携し、2018年8月、グランピング施設「NordiskVillage」の日本第1号店『Nordisk Village Goto Islands』を五島市富江町田尾(旧田尾小学校)で開業することが決定しました。との五島市発表が行われていたが・・・
観光交流人口拡大も大事であるが、地域住民とトラブってはいけないのである。

事業拡大・・・藤田観光(株)
【高所得者や欧米観光客をターゲットとしたグランピング事業の実施】
○2017年6月イタリアに初出店したノルディスクヴィレッジの日本版を福江島(富江町の廃校を活用)で実施。

そもそもグランピングって何?

グラマラス(Glamorous=魅力的な)とキャンピング(Camping=キャンプ)を組み合わせた造語で、キャンプ道具を持って行ったり、テントを張ったりすることなく、自然のなかで気軽にキャンプを楽しめる新しいキャンプスタイルのことをグランピングと呼んでいます。

田尾地区の問題点に着目してみた。
地区住民のライフラインである上水道問題は何も発生しないのか?
以前こんな話を耳にしていたのだ。
田んぼへの農業用水問題。
末端の田んぼに水をはれないことが度々起こっていたという話である。
田尾地区の世帯への生活上水は福江地区・富江地区からの配水ではなく、地区に水源施設があり、地区住民の生活は昔から田尾地区簡易水道にて地区住民のライフラインは守られてきた。

しかし閉校された旧田尾小学校へ最大宿泊人数50名のグランピング施設開業を前に、行政はどのようにこのライフラインを考えているのだろうか?

古い資料ではあるが、平成21年3月作成の田尾配系資料では、
統合後の五島市水道施設フロー図  (平成30年度)によれば
★計画排水量(㎥/日)・・・60
★平成19年度配水人口 ・・・127
★平成30年度現在給水人口(予想)・・・99
と計画予想されていたが、当時はグランピング施設誘致など計画されておらず、予想もしていなかっただろう。
当然に地区住民の人口は減ると予想されていた。
はたして宿泊施設も兼ね備えるグランピング施設開業にあたって地区のライフラインの生活上水道はどのように計画は変化したのだろうか。
(調査を続けたいと思います)

田尾小学校敷地内への受水槽設置で大丈夫なのだろうか!?

受水槽は、水道水をためておく設備です。
ですから、飲料用に使われることも多いでしょう。
設置場所は、屋外、屋内、地下室があります。
ビルやマンションの屋上に設置すると、同じようなタンクを使っていても高置水槽になるため、管理方法も変わってくるのです。受水槽は、常にメンテナンスと管理が必要になります。
巨大な水槽ですから、管理を怠れば、すぐに水が汚染されてしまうでしょう。
汚染された水を飲料用に使えば、感染症が発生する可能性もあります。
ですから、壁面や床面、天井に60センチ以上の空間を開け、目視点検をしやすいようにしなくてはなりません。
また、ゴミや虫などが入らないように、オーバーフロー管を排水口に直接接続することは禁止されています。
さらに、受水槽の水を飲用に使う場合は、1日の使用量を受水槽の容量の40%~60%に抑える必要があるのです。
ですから、受水槽を備えた大規模な施設を作る場合は、1日に必要な水の量を計算したうえで受水槽の容量を決めなくてはなりません。
施設で使う水は飲用だけではないのです。
また、定期的な清掃消毒作業や、水質検査等、適正な衛生管理が持ち主には義務づけられています。

五島市水道事業基本計画
~安全で良質な水を安定して供給します~

五島市水道事業経営戦略(平成29年3月)

この地域では上水道の他に、「マムシ」対策も忘れてはいけないのだと私は思うんだが。


更新追記します

本日25日、当方サイトでの記事掲載を耳にされたのか、藤田観光㈱さまからのサイト訪問が確認されました。
私を悪く思おうが勝手ですが、なにとぞ地域発展のために、市役所と仲良くされるのではなく、地域住民との信頼を大事に事業成功へ邁進願います。
私が願うのは、ただそれだけであります。

 
なんでも相談室

9 thoughts on “簡易水道が抱える観光施設誘致問題”

  1. まさか水道確保のために税金から工事費用補助とかしないよな。一般住宅建設時に自宅前の道路に水道管が通っていなかったら建設主の個人負担となるのだが。キャンプ施設ならば井戸水が似合うんじゃないのか。

  2.  俺が住んでいた所は、「都市計画税」取られながら、道路部分の水道管取替工費(老朽化)を全額個人で負担させられたよ(近隣で割ったが、だいぶかかった)。その道路は、市道で生徒の通学路になっているんだが、いい加減なもんだ。水道工事屋さんに聞いたら、こんなところざらにあるんだって。そんなら、「都市計画税」は何のため取ってるんだ。無計画に、計画税取ってるのか。「都市計画税」の意味も理解せず取っているんだろうか。水道はライフライン基本だろう。
     「藤田観光」に過剰な気遣いをして、水道工事やるなよ。有名どころには、忖度の五島市だから冗談じゃないよ。キャンプ場は、湧水や川の水でも使ってくれ。心配なら沸かせば大丈夫ですよ。

    1. ふるさと納税で工事費用を補填しようと考えているみたいです。さすがはミーハー集団の五島市ですね。学校施設は無償じゃないのでしょうか? 施設は無償、投資する必要は1/4の自己資金、後は国境離島新法関連での補助金。事業展開が思うようにいかなくても企業の投資は痛くもなければ痒くもない。そもそも田尾小学校は田尾地区町内会が無償で借り受けていたのではなかったのでしょうか?
      奥浦の先の半泊にある小学校は今どのように管理されているのだろうか!

  3.  腹立つな、都市計画税払っているところは、生活用の水道工事の改修でもすら、道路部分の工事も負担させられ、かたや、有名企業だと頼まれていないのに水道工事をしてくれる。
     有名企業はそれでも利用して営利事業を展開するんだから、水道工事費用は企業が払うのが当たり前だ。何を考えているんだ、またバカブチョーの発案か? 田ノ浦小学校、半泊分校、田尾小学校など跡地利用はよく考えて市民の利益、市民に還元できるものに活用させてください。
     投資が少なくて済む藤田観光は、五島市は、「カモネギ」でしょう。上手く行かなければ、即撤退ですよ。そんなに投資もしていないから、撤退も惜しくない。いとも簡単に撤退できる。バカを相手にすら、こんな楽なことはない。
     

  4. わざわざグランピングする為に五島に来る観光客は来ないだろうし、価格設定も高い。
    藤田の直接投資ではなく、補助金を投入しての案件!
    バカを見て痛むのは市役所でもなく、藤田でもなく、善良な納税者!
    歳出の十分の一しか税収のない大食らいの行政運営をする五島市マリオネット市太郎体制。
    安い賃金で切り捨てられる労働者。
    知らないうちにフェードアウトする案件です。

  5. 将来性ある事業は創造できないが、姑息なことは、よく考えつく人たちである。 より:

     これによる水道関係の赤字は、混ぜこぜで、水道料金に上乗せして、「人口減で水道料金が赤字になった」との理由で、市民に転嫁するのは目に見えている。将来性ある事業は創造できないが、姑息なことは、よく考えつく人たちである。

    1. 受水槽は10Tの容量の設置を計画しているそうです。
      市水道課によれば工事費は事業者負担と言う。しかし国境離島補助金担当部署の観光交流課はこの問題を知らない、富江支所へ確認します!
      全く横の連携が取れておらず、情報の共有化がなされていない市役所である。
      知り合いの工事会社に聞いてみたんですが、工事費は200から300万はかかるんじゃないのか?との事であった。
      事業計画、補助金申請時にはなかった上水道施設問題。
      大手企業の藤田観光さんだけに工事費は当然に自腹支出でしょう。
      調査は継続致します。

  6.  工事費は事業者負担としても、事業者が撤退したら、水道施設を解体して原状回復するんですかね。じゃないと維持費だけ持ち出しになるよ。
     ところで、夕方、NBCで「国境離島新法 有識者会議」の様子が放映されてましたね。観光客がSNSでいつでも発信できるよう、24H、WiFiができる環境を要望していた。地方再生が専門の「ネクタイ緩め」は、指摘を受けるまで気づかなかったのかな。これじゃ「ネクタイ緩め」の「オツムも緩め」だね。隣の席の、「肘つきぼくちゃん」は、さすが肘はついてなかったね。やればできるじゃん。
     それとも、その日は周りがお偉いさんだから、遠慮したのかな。市民なら、肘ついていいという話はないよ。だって、主権者は市民だから。そう、あんたたちの雇い主は、市民なんだよ。

  7.  先ほど、テレビを見ていたら、早稲田大で、今日、講演があり、講演会場に入場できない学生がいたとの話があった。講演者は「アリババ」のマー(馬雲)会長である。会長の話によれば、アリババ創業時の仲間に「頭が良いのは、いなかった」と紹介されたようだ。
     思うに「頭が良い奴」の基準が、われわれと違うだろう。さらに「頭のいい奴」と言っているだけで、「頭の悪い奴」については言及していない。だから、アリババには、●●市みたいに、頭が悪い奴は紛れ込む余地がない。まあ、中国といえども、●●市と比較すべき対象にはならんけどね。

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